「働き方」と「生き方」の比較
こんにちは。
早いもので令和として初めての年始を迎えて、平成も過去のものになりました。
思えば昭和の年始は多くの店、施設が休みであったが、平成になると24時間365日営業をうたうところが増え、
利便性を享受しました。
しかし、平成の終わりが見えてくるとともに、ワークライフバランスの考察や働き方改革の推進が本格化して、
例年なら営業していた店舗の半数近くが、休業もしくは時短営業になっていきました。
実際、今すぐ必要なものは決して多くないのだから問題はなんですが。・・・
令和年代は「働き方」あるいは「生き方」について、より深く考察する時代になりそうですね。
IT会社となり、世界が身近になり、個人でできることも格段に増えてきています。
”とりあえず安定した会社に入って、定年まで勤め上げる” なんかの形態も、
個々の意識の変化もさることながら、終身雇用制度の見直し論と相まって、これまで通りには
いかなくなるでしょう。
イエール大学経営大学院の准教授エイミー・レズネスキー氏は、人の「仕事観」について次の3つに分類しています。
①ジョブ(報酬のために働く)
②キャリア(自身の向上のために働く)
③コーリング(社会的意義を感じて働く)
このうち、最もやりがいを感じて、高い幸福度を持って仕事に取り組めているのが、
③のコーリングだという。
逆に①のジョブは、単なる「労働」として報酬を得ることを最大の目的としていて、
やりがいや幸福度はあくまで副産物なんですね。
そして、最近になってこれまで圧倒的に多かったジョブ型から、キャリア、コーリング型を
志す人が増えてきているといいます。
同時に企業側も、それに応えうる組織づくりをすることが一層求められています。
近年、「就社ではなく就職」というフレーズをよく耳にします。
文字通り、「会社」に就くのではなく「職」に就こうという意味で、特性を活かし、
スキルや能力を磨くことで社会の状況に左右されない強い人材となり、それが結果として
幸福な仕事や豊かな人生に結びつくのです。今後は ”ジョブ型からの脱皮” が加速するに違いない。
こうした風潮は、これまで以上に「個」の意識や能力を問われる社会が近づいていることを、
否が応でも実感させられる。
これも時代の流れの一つと受け止めて、自信を磨いていきたいものですね。
今の就業者数は6762万人前年に比べ53万人増加しました。(83ヶ月連続)
雇用者数は6046万人と前年比比べ63万人の増加。
正規の職員・従業員数は3526万人と前年に比べ7万人の増加。
産業別では、
学術研究・専門技術サービス業251万人・年間19万人増加。
情報通信業228万人・年間13万人増。
建設業513万人・年間11万人増。
一方、医療・福祉業は845万人・年間13万人減。
完全失業者数は17万人減の151万人。
うち自発的な離職は63万人で前年比12万人減。
勤め先や事業の都合は22万人で増減無し。
完全失業率は2.2%で0.2ポイント減。