リョウガのページ

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家電製品にみる寿命とは。

こんばんは。

自宅のパソコンが故障しました。

初めてパソコンを購入したのは1995年、「windows」が登場したちょうどその頃でした。

それから、ほぼ5年サイクルでパソコンの調子が悪くなり、新品に買い替えることを繰り返しています。

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安くない出費を強いられるのは庶民の家計には痛いですが、パソコンを新調したら気分一新、どことなく良いことができそうな感じがしてくることがプラスと言えばプラス(その感覚は買ってすぐの期間だけのことですが・・・)

今や生活必需品の一つとなったパソコンやスマホは、当然のことながら精密機器が経過すると劣化が激しくなってきます。

パソコンでいえば、電源、冷却ファン、ハードディスクなどからその兆候が出始めてきます。

動作が遅くなったりとか、よくフリーズするようになったりの症状は不調が出始めたサイン。

バッテリーは消耗品であり、新品の時は10時間連続使用できたものも、3年ぐらいで半分になります。

5年も経つと1時間ほどで電源が切れてしまうことも。

インストールするソフトやアプリに原因があることも。

要求されるスペックがどんどん上って、容量も必要になってくると、旧型のハードでは対応しきれなくなって、動作環境が著しく低下します。

結果、ハードそのものはまだ使えてとしても、買い換えを余儀なくされることになる。

電化製品には 「家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約」 という法律が存在していて、その中で事業者には 「補修用性能部品の保有期間」 のカタログ表示が義務付けされています。

これは、製品の機能や性能を維持するのに必要な部品を保有する年数のことです。

どのメーカーでも製造終了から一定の年数がたつと 「補修用性能部品」の在庫がなくなります。

こうなると壊れたらおしまいで、たとえ保障期間であっても修理が行なえなくなってしまいます。一体何のための保障期間なのかと言いたくなりますが、そういう決まりらしいです。

 

一般的に、家電の平均寿命利用年数は10年弱から13年程度とされます。(家電製品協会調べ、2017年度版)

一時に比べて耐用年数は長期化しているが、それも10年が一つの目安となります。

ただし、「補修用性能部品」 を10年保有する家電はゼロで、大体が5~6年。

要するに、それ以降は余生みたいなものでしょうか。

確かに、どんなモノでも、未来永劫壊れず、簡単に修理や補修が効くならば有難い反面、経済や消費が回転しなくなる側面もある。

 

衣料品でもそうです。比較的安価な服でも、昔に比べて品質が良くなったことで新品を買うことなく、もう何年着ているか覚えていない服を今も着ている人がいるのではないですか?

そう、私もその一人です。

長持ちが過ぎることは良いことばかり言えませんね。