リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

今日は、お酒のお話を・・・。と言っても

今日は、お酒のお話を・・・。

と言っても

百薬の長、憂いの玉ははき、天の美録、詩を釣る針・・・。

「酒」の効能を説き、肯定するのに用いられることわざの数々。

のん兵衛であれば一度ならずともこれらを口に出して、

「お酒はいいものだ」とうそぶいていたこたがあるはずです。

 

 

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一体、彼の何がそうさせたのか。・・・・

TOKIOの元メンバー、山口達也氏が酒気帯び運転の現行犯で

逮捕された。

2年前に起こした事件を猛省して、

酒を断つ生活をしているとも一部では報じられて、

その姿勢が本気ならばと、復帰を願っていた関係者、

ファンも少なくなかったようですが、

残念ながらそうした想いを真摯に受け止め、

ゆるぎない決意を胸に再起に向けて頑張っていたわけでは

なかったようでした。

 

酒は百薬の長にもなりますが、

百毒の長にもなるのもことわざ通り、

酒のみなら、酒にまつわる失敗談の一つや二つはあるでしょう

 

だけど、彼が立て続けに起こした事件で思い出されるのは

「酒」の怖さではなくて「依存症」の怖さです。

「趣味」「息抜き」などとは一線を画す 「依存症」。

自分の力でコントロール出来ない、脳機能の障害という

側面も持っていて、医学的な疾患として治療が必要なんです

だから、個人の努力だけではどうにかなるものではなく

一時は治ったように見えても、

根本的な克服が難しいんです

アルコール、ギャンブル、薬物、ニコチンなど

古くから聞かれるもののほかに

最近では習い事、ネット、ゲーム、ブログなど新しい依存症ジャンルも

出てきています

 

これらモノ・コトに対しての依存以外にも

恋愛相手や家族、職場の上司・部下など

人に対する共依存という概念も存在するんです

 

コロナ禍にあって、在宅・外出の手控えで引きこもりになりがちになると

モノに対する依存度が高まってくることが懸念されています

と、同時に、職場の同僚や知人たちとの会う機会が減って、

関係性が疎遠になると、

無意識のうちに成立していた共依存関係が崩れて

その結果として何かしらのトラブルが増加する可能性も指摘されています。

 

しかし、時には何かにすがり、頼ってもいいのではないか。

決して悪いことではないし、そもそも人はそこまで強くない

要は程度の問題で、 何事も 「いいあんばい」 で付き合えばいいのです。お酒も・・・同じで人間は弱いものなんですが、

そこを乗り越えて自分をコントロールできればね

 

ちなみに、あんばいは漢字にすると 「塩梅」「按排」。

元々その名のとおり、調味料である塩と梅酢を意味する語りであって

その味加減が良いものを 「塩梅(えんばい)が良い」というようになり

転じて広く程よい加減を指す様になったものなんです。

 

いよいよ朝晩の涼しさを感じるようになってきた。

気温と感染力の因果関係もよくわからずに

コロナ禍の見通しはまだまだ立っていませんが

「経済」 「自粛」 の両極端に振れるのではなくて

どちらも 「いいあんばいかげん」 を意識して

この危機を乗り越えていきたいものですが。・・・