リニアの行方はどうなるのでしょうか 昭和3大バカ査定に学ぶ
みなさんは、鉄ですか?
私はどちらでもありませんが、どちらも好きですね。
今日は、鉄道のお話。・・・ と言っても未来の鉄道の事。
リニア中央新幹線の建設工事がスタートしてからもうすぐ6年。
東京~名古屋間が約40分、
将来的には大阪まで延伸して、東京~大阪間も約1時間で
行き来できるようになる計画で、
2027年の開業に向けて建設が進められていますが
その雲行きがどうも怪しくなってきてるんです。
その理由の一つとして、
南アルプスでのトンネル掘削工事に関して
JR側と静岡県が対立していて工事が一向に進んでいないんです。
リニアの開通に当たって、静岡県に駅の設置予定はありません。
一方、工事に伴い、湧き水が大量に流れ出して大井川の水量が減って
県民の生活や経済活動に悪影響が及ぶことを県が強く懸念しています
静岡県としては単なる通路となるリニア開通のメリットがほぼ得られないため、ルート変更を求めるなどの強硬な姿勢で臨んでいて、
予定されている開業時期に間に合わせることはほぼ絶望的な状況です。
コロナ禍により採算問題も大きく議論されるようになりました。
リニアの輸送力は、開業時に片道10万人/1日が目標で、
東海道新幹線の約20万人のおよそ半分にあたる。
その新幹線利用客の7割がビジネス需要とあsれていますが
コロナ禍を機に出張の抑制、テレワーク、Web会議の浸透が進み
仮にコロナが完全に終息したとしても、ビジネス移動の需要が
どれほど戻るかは懐疑的ですね。
また、東京~名古屋間の所要時間40分の数字にもマジックがあるんです。
リニアの駅は地下に作られるので、新幹線に比べて駅に到着するまでの移動時間がかなりかかることが予想されていて、
実質は1時間程度になるのではとの計測数字もあるとういんです。
ちなみに東海道新幹線の同所要時間は1時間40分ほどで
物珍しさで開通当初こ満席が続くだろうが、
一巡後では40分程度の時間短縮と天秤にかけた場合、
高額運賃が見込まれるリニアを安定・継続的に利用するユーザーが
果たしてどれほどになるのか、と指摘をする専門家もいます。
昭和3大馬鹿査定というのがあります。
昭和時代の莫大な税金のムダ遣いを揶揄したもので
具体的には
「戦艦大和・武蔵」
「伊勢湾干拓」
「青函トンネル」を指しています。
無論、こうした長期にわたるプロジェクトは
時代の変化によって着工時に描いた構想と
完成時の環境が異なってしまう場合があるので
一概に批評ばかりもできないんですが
いずれも巨額の費用をかけて作ったのに
それに見合うような効果が得られなかったことは事実です
万が一にもリニアが ”令和〇大馬鹿査定” などと後世で
語られることになってしまうぇあなければいいんですが・・・。