高輪ゲートウエイ。
今年3月に開業した、山手線49年ぶりの新駅 「高輪ゲートウエイ」。
駅名の賛否や、AIを活用した実験的な取り組みなんかで開業から
話題を集めていたんですが、本来あったはずの賑わいは、
タイミングが悪く新型コロナウイルスの流行に阻まれてしまいました。
先日、近くに行く用事があったので、せっかくならばと下車してみることにしました。
ホームに降り立つと、吹き抜けで開放感のある明るい駅舎が乗客を迎えてくれますね。
折り紙を模したというデザインは、新国立競技場なんかも手掛けた建築家、隈研吾さんによるものです。
改札口へ上ると、広々としたスペースを行ったりきたり動いている機械がまず目に入ります。
巡回中と記されたそのロボットは、どうやら警備をしているらしいんです。ほかにも、道案内をしてくれるロボットがインフォメーションに座って(?)いて、施設内のことなんかを問いかけると、大きな画面に検索結果が表示されるんです。すごい・・・
従来の駅では見られないこれらの光景は、近未来の世界を彷彿させます。
改札口の近くには無人コンビニがあります。
入り口に掲示されている説明書きを一読して、店内へ足を踏み入れる。
お菓子と飲みのを手にレジは向かうと、即座に自動で商品が判別されて、モニターに表示された。
スピーディーさに驚いたのもつかのま、購入数が誤認されていることに気付き、結局手動で訂正して、キャッシュレス決済をして店を出ました。
この辺りはまだまだ改善の余地ありといたところでしょうか。
駅舎の3階は上がってみる。
と、そこにはスターバックスコーヒーがありました。
店内からはガラス越しに駅構内が一望できて、見飽きることはありませんね。また、半個室になっている座席がいくつか並んでいて、ちょっとした仕事もうってつけの環境です。
さらに店内の奥へ進むと、電話ボックスほどの大きさの有料作業スペースが設置されていました。すごい・・・。
最近、駅構内の空きスペースで見かけるようになったサービス。
移動のすきま時間を使って手軽にワーキングスペースとそて活用できることから、今後ますます増えていくに違いないでしょう。
一通り見て回って感じたのが、
図らずも多くがウイズコロナの環境に適応した作りになっていたこと。
ウイズコロナとは目の前にあった来るべき新時代の姿と、なんとかようにも似ていた。
ウイルスの発生で強制的に加速された革新のスピードはこれからも緩まることなく、より早く、より便利にと、
尽きることのない合理性をどこまでも追及していくんだろうな。と今日一日体験し思いました。
おもしろい一日でした。・・・