リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

冬眠

春がやってきましたね。

 

春眠暁を覚えずの季節です。クマ、やリスは冬眠から目覚めたでしょうか。

 

もし人間が冬眠できたとしても、寒い冬場は会社に行かなくてもうおくなった。なんて

 

喜ぶわけにもいかず。冬眠中の動物は低体温になって、人間なら凍死してしまうからです。

しかし、冬眠の研究は、恒温動物の場合、体温低下によって身体が受ける恩恵は少なくない、と、低体温利用の可能性を説いています。

 

脳梗塞心筋梗塞の怖さは血管が塞がり、血液が届かず細胞の壊死を引き起こすことにあります。

ガンや感染症は、代謝によって増殖と転移を繰り返して正常な細胞を蝕んでいく。

 

もし、人の身体を冬眠状態にして0℃近くまで体温をさげることができれば、

 

身体の中の変化は超スローモーションの映像を見るようにほとんどとまって見えるという。

低温化が病気の進行を制御すんですね。

 

SF映画では宇宙空間を旅するときに、冷凍カプセルに入って目的地に行くシーンが

 

よくあります。あれは一種の冬眠状態なんでしょう。臓器移植時に臓器を低温保存して

 

運ぶのは、低温による細胞保存効果なんですね。火傷した部分は水などで冷やせば、

 

痛みも少なくなり、炎症の拡大も防げるでしょう。もし人間が冬眠による低体温化を

 

自在に行なえるようになったら、未来の食料不足問題解決一策になるかもしれません。

 

冬眠中は使用するエネルギーを抑えられるから、人間が必要とする食糧もその分減るという想像です。

 

地震来て冬眠の森ゆり覚ます。(東西三鬼)揺れに驚くのは森の動物だけではない。

 

先日の東北地方を中心とした震度6強の地震は、再び多くの被災者を生じさせて、

 

その日常生活を苦しめています。電気や水のない生活はいかばかりか。

 

交通機関の混乱も長期化しそう。水がなければトイレにも行けない。

 

屋根瓦が破損したら、雨もりになる。東日本大震災の教訓を生かすにしても、

 

避難場所まで逃げられない身体の不自由な人は、緊急時にどう対処したらいいんでしょう。

幸い、今回の津波による被害がなかったものの、油断は出来ません。

 

政府の中央防災会議作業部会が公表した日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策の

 

報告書では、マグニチュード9クラスの地震なら最大20万人近い死者がでると予想していました。

積雪による避難の遅れ、救援物資の運搬難、寒さによる体調悪化、とくに低体温症に

など、寒冷地特有の課題があって、厳しい冬場ほど被害は甚大となる可能性がある。

 

地震発生は季節を選んでくれません。

 

今日も関東地方で震度4の地震がありました。