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時間の有効活用,”同時並行”,資格取得勉強

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税理士のちょっと変わった経歴の話。

この人、高校を中退した後、職を転々として20歳過ぎから

長距離トラックの運転手になった。

そこから税理士への転身を遂げることが出来た秘訣は

”同時並行”。

トラックの運転席を自習室することで勤務時間と勉強を

両立させた。

人に与えられた時間は24時間である。

これはみな平等に与えられている。

ところが工夫次第では、同じ時間で2倍、3倍の効果を

得ることができる。

 

高校を中退したことに後悔した彼は、どうしても高校卒業

資格が欲しかった。仕事があるから勉強時間など取れない

という発想は彼にはない。

思案したのは、時間の有効活用する方法のみ。さすがに

今さら普通に学校へ通うことは無理だ。

そこで目をつけたのは通信教育で高校卒業認定試験の

勉強をすることにした。

 

勉強する場所として一番に浮かんだのはトラックの運転席。

長距離トラックは実に単純な仕事であり運転中のやることといえば、ラジオや音楽を聞くことぐらい。

何時間も。

彼は、この時間を勉強に充てることにした。運連しながら

講師が話す内容を収録したCDを聞くわけだ。

やってみると勉強に集中できる。

周りには人はいないし、雑音もほとんどない。

よく通勤電車の中で勉強する人がいるが、それに比べたら

よほど集中できる。

勉強ははかどり、高校卒業認定試験には一発で受かった。

次に勉強したのは簿記。

始めた動機に明確なものはなかった。

中高年になってトラックの運転手の仕事を続けるのは

体力的にきついので、できたら事務系の仕事に就きたい

程度の考えだった。

こちらの勉強も運転席を勉強部屋として取り組む。

とんとん拍子に簿記1級のも受かり、数年後には

晴れて税理士試験にも受かった。

どのような仕事でも単調で退屈な場面に遭遇する。

そういう時に自分が好きなこと、興味のあることを

同時にやると両方の能率が上がるうえ、時間の有効活用

になる。

スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】

 

彼は税理士になった今でも時間の無駄遣いはしない。

例えば昼食時間。

毎日必ず顧客などと打ち合わせをしながら昼食をとるらしい。

この時間も、ただランチをするのか、打ち合わせに充てるのかによって、仕事の効率に格段の違いが生じる。

さらには電話の時。

机に座っている際に電話する場合は毎回ヘッドホンだ。

そうすることで両手がふさがらないから、電話しながら

別件の書類処理などができる。

1日中横について彼の行動を観察したいぐらいだ。

優秀なビジネスマンは、どこまでも時間を有効に

活用する術を知っていることに関心した。