オリンピックチケット販売開始の転売対策
オリンピックパラリンピックのチケット抽選申し込みが始まった。
9日午前10時~28日午後11時59分の間7に申し込み、
結果は6月20日。
この申込みのために公式販売サイトへ多くの人が登録、申し込み
初日はアクセスが集中し一時つながらない事態も発生した。
史上最多の33競技、339種目が行われる今回のオリンピック。
開会式はもちろん、観戦してみたい競技を、チケットの値段や日程を
かえりみながらサイトを眺めはじめたものの、画面の複雑さに戸惑った。
半世紀ぶりに東京で開催される大イベントではあるが、競技によっては
今の段階で対戦カードがわからない競技も多く、「何が何でもこれを観たい」
というものでもない限り、1年以上先の予定をいま立てるのはなかなか難しい。
今回の抽選では、購入したいチケットの第1希望、第2希望合わせて60枚まで
申し込むことが可能で、最大で30枚当選する。しかし抽選前にどれだけ当選するか
予測できないため、もし予想以上に沢山のチケットが当たった場合にはすべて購入する、もしくはすべてをキャンセルするという選択肢しかない。
この抽選の結果によっては、不要なチケットを転売したい人が増えていくものと
予想される。
最近では、転売対策を兼ねて、広島東洋カープが過熱するチケット争奪戦を避けるべく
抽選制を導入したものの、抽選券を求めてファンが殺到し、長蛇の列を作っても
手に入れられなかった騒動は記憶に新しい。
過去の大会の教訓から、東京オリンピックの大会組織委員会はチケットの不正転売対策
に力を入れているのが伺える。観戦チケットの抽選に当選し購入した時点で、
そのチケットには観戦者の氏名が登録されるが、もし購入後に行けなくなり知人などに
譲る場合は、観戦者の変更が事前に必要になるらしい。今回のオリンピックでチケット
の転売に対して、ほかのどのような策を打つのだろうか。
不要となってしまったチケットを定価で転売できる公式のリセールサイトが20年の
春に開設されるとの話も聞こえてきたが、すでに、メルカリ、ヤフオク、ラクマでは
オリンピックチケットの出品禁止が決定している。
チケット転売の撲滅が容易でないのは想像に難しい。
それでもオリンピック観戦を心から望む多くの人にチケットが行きわたり、
不正転売問題の解決の一助けとなってほしいものです。
「会場で見たいは」4割
東京京オリンピックを実際の会場で「見たいと思う」と答えた人は
38.5%で、「見たいと思わない」は41.3%。
年代別でみると、若い世代ほど「見たいと思う」との回答割合が高く、
60代以上の33.6%に対し、10・20代は43.8%となった。
5月28日7で実施された観戦チケットの事前抽選申し込みに応募した人
が申し込んだ式典・競技は
「開会式」が52.4%
「閉会式」が19.6%
「陸上競技」19.7%
「サッカー」15.3%
「水泳」14.4%
「体操」12.9%