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電子チラシ「シュフー」 アプリを刷新 ブログ風 店の発信きめ細かく

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電子チラシサービスShufoo(シュフー)がチラシを超えた情報発信に力を入れている。

閲覧数の9割を占めるスマートフォンアプリ向けに、ブログのように独自情報を投稿できる機能を追加している。位置情報やポイントなど小売店の販売を後押しするサービス広がっており、デジタルの時代ならではの「次世代チラシ」を確立させ、より多くの消費者を契約店舗のファンに育てる。

 

例えば、「今日は暑いですね。夕飯には海鮮丼はいかがですか。」まるで店が話しかけてくるかのように、その時々のおすすめを表示する。すぐ下には店舗写真を掲載。駐車場の収容台数や、支払いに使えるクレジットカード・電子マネーの一覧もある。

スペースに限りがある紙ベースのチラシには載せきれない情報を伝えるのが、大幅刷新したアプリ。

よく足を運ぶ店を利用者が「お気に入り」として登録すると、情報更新されたときににプッシュ通知が届くようになっている。買い回る店を複数指定すれば「月曜はスーパーA店で冷凍食品半額」「水曜日はドラッグストアB店でポイント2倍」など自分だけの買い物カレンダーも作成できる。

「店舗と消費者のコミュニケーションが深まるよう工夫している」。

シュフーは2001年8月、インターネットが広がる時期に登場した老舗サービス。好きな店のチラシを好きな時に閲覧できるのは当時としては画期的。現在はアクティブユーザーが月間1100万人、ページビューも月4億回を超えている。

だが、最近では制作・印刷にコストのかかるチラシを発行しない事業主が増加。独自にSNSを強化するなど販促方法は多様になった。そこでワンコンパスは、中小の事業者向けに月5千円で柔軟に情報発信できる契約プランを導入。その表示に最適化させたのが4月のアプリの全面刷新です。

デジタルを生かした小売店の販売支援策は広がっています。LINEは位置情報を活用し、決済やポイント戦略を組み合わせたアプリはセブン&アイホールディングスなど小売りの大手も手掛ける。

その中でシュフーは「価格に対する意識の強い消費者が、自分から希望して使ってくれている大きな情報基盤」との強みがある。小売店にとっては、情報をアピールしたい商圏の消費者に対し、正確に無駄なく接触できる利点がある。

シュフーと契約するのは小売店が中心だったが、飲食店や学習塾にも広がっている。自治体や警察署が広報誌を配信したり、出版社が雑誌の一部を試し読み目的で流したりするケースもある。

イデア次第で用途はまだ広がりそうだ。