リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

堀江貴文氏の「多動力」を読んで、なんか「知行合一」のモノマネ?

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こんにちは、

今日は、休みなのショッピングセンターにでも行ってみました。
そこで書店の店頭に。人気なのだろうか、愛も変わらず自己啓発本が所狭しと並んでいるのを見ました。

ベストセラーとなった実業家堀江貴文氏の著書「多動力」が文庫化され、価格を見ると500円と安いので購入してみました。中身は見出しや題名にかなりのページを割いており、1時間少々で全てを読み終えました。「仕事の速さはリズムで決まる」「仕事の質は睡眠で決まる」等々、うなずきながら読んだ箇所もあったが、読み終えて啓発されたかというと、それもなにか違うような気がする。多くの自己啓発本の読み終わった感も同じですが、読書完了後、自分がほんの少し知恵を得た、高尚な人間になれたような気がしたとこで、現実的には何も変わっていない。行動に移さなければ何も変わらない。

 

典型的例が「ダイエット本」。こちらも書店の店頭に通年置かれている。「続けなくていい」「がんばらなくていい」、こんな甘い言葉に誘われるがままに半信半疑で本を手に取り、まずはその理論を学ぶ。

そして、いざ実践。ところが、これが続かない。「続けなくていい」「がんばらなくていい」と見出しにあったはずなのだが、それはダイエット達成後の話である。当然ながらダイエット達成までは、数週間、数ヶ月単位で「我慢」を続けなければならないし、がんばらなければならない。

結局、三日坊主。結果、「××ダイエット失敗」。現実は、本の理論が悪いのではなく、単に本人が行動に移せなかっただけの話。

 

今ある資産を増やしたいとする。実現するには、株を買う、不動産投資をする、事業を興すなど行動が伴わなければならない。だが、それらにはリスクがある。そのため、ますはリスクを減らすこと、最小のリスクで実践しようと考え、本を探す。「私は株で1億円を稼ぎました」の類の成功法則を手に取る。それを読むと、自分もカネを手に出来そうな気がする。だが、多くの読者はここでやめてしまうという。本を読んで多少の知識を得たもののリスクがあることに変わりはない。それをいとおい、行動に移さない。あるいは、かえって知識を得たことでより失敗に過敏になる。

「学んだことを実行してこそ、初めて知ったことになる」、これは近江聖人と称えられる中江藤樹が生涯掛けて伝えた知行合一の考えだ。この点、堀江貴文氏の「多動力」にも同じことが書かれていた。

 

「本書を読んだからといって、君自身が変革したわけではない。重要なことはただ実践することだ。 

あれこれ考えるヒマがあったら、今すぐ、やってみよう」

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