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タピオカブーム景気後退を映す?過去のタピオカブームは景気後退局面とほぼ一致

こんにちは。

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今日も昼間は暑いぐらいですね。

異常気象の片鱗が見えるようです。

今日は、大ブームとなったタピオカのお話。

大阪関税のまとめでは2019年上半期の輸入量が前年比の21倍なって需要が急拡大しています。

実はタピオカが日本でブームになったのは今回で3回目なんです。

過去2回は景気悪化や株価急落の局面とほぼ一致するため、今回もそういったサインではとうい見方が金融市場でささやかれています。

 

タピオカブームの時期については諸説ありますが、

第一次ブームは92年ごろとされています。この時期はバブル経済がはじけて実体経済が急激に悪化。日経平均株価も断続的に下落しました。

第二次ブームは08年ごろ。

9月にリーマンショックが起き、世界的に景気が悪化。株価も急落した。

 

タピオカブームと景気悪化は関連性があるのか?

「スイーツブームは景気を通じて株価にも関係がありそうだ」と大和証券が言っています。過去、少し変わったスイーツブームは景気の後退期に発生する傾向がある」と指摘しています。

その背景として「プチぜいたくや糖分摂取によって、現実逃避的な幸福感を求める世相を反映している」と分析。

例えば、不景気になると海外旅行は控えるが、タピオカティーを飲めば、発祥の地である台湾に旅行した気分にしばしひたれる。

内閣府が発表した7月の景気ウオッチャー調査でも、タピオカについてのコメントがあった。

ある衣料品専門店は「近隣の商業施設の賃貸料が低下し、低価格の商品を販売する店舗が増えている。この2~3か月で、タピオカミルクティーの店が4~5店舗開店する予定である」と指摘しています。

「単価は数百円である。330円の食パンを売る店舗は長蛇の列で、連日完売となっているが、その隣の850円のラーメン店はほとんど客がはいっていない。デフレ傾向が酷くなっている。」とも分析した。

 

景気悪化→賃金低下→低単価店に出店余地→タピオカ店にも商機という説には一定の説得力がある。

タピオカ第三次ブームに沸く19年度は米中貿易摩擦や日韓関係悪化の影響もあり、日経平均株価軟調に推移している。(ここにさん日は上がっている)

 

株式市場で「タピオカ銘柄」とはやされている神戸物産の株価の推移は興味深い。

展開する「業務スーパー」でタピオカを大量販売しているために材料視され、株価が年初め3000円台から右肩上がりに上昇。8月中旬に6380円と調整している。

神戸物産の株価の急落はタピオカブームの終息と景気悪化を先取りしているようにも映る。

もっとも、「タピオカブームと景気や経済の因果関係ほぼないだろう」とみずほ証券は冷静に反論しています。

「これは具体的根拠ないただのアノマリーであり、金曜の夜にジブリ作品を放映すると、週明けの東京市場が大荒れになることが多いという「ジブリの呪い」などと同じ類のものだ」と話しています。