リョウガのページ

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お正月はいつものパターン「寝正月」の奥深さ

今日は、お正月のいつものパターンになってしまうことについて

お話しましょう。

 

早いもので、今年もあとわずか。
もういくつ寝るとお正月、などと歌ったのは遠い昔の話。
今では、もうきたの?お正月と、時の流れの速さに驚くしかない。

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ところで年始の予定は、たてたでしょうか。
どうせ寝正月?
帰省しても実家で、まったりと過ごすだけ?
帰省しないひとはどうか。
どこへ行くにしても人ごみだし、宿泊費などなんでも高い。
そもそもお金もないから初詣に出かける以外は自宅でまったりと過ごす人が多いことでしょう。
正月から、こんなにのんべんだらりと過ごすことが、どこかしら後ろ暗いと感じるムキも多いかもしれない。
でも、心配は御無用。寝正月こそ、ただしい正月の過ごし方です。

「朝起き貧乏 寝福の神」ということわざがあります。
これは、元旦の早起きは貧乏のもとで、朝寝坊は幸福のもと、という言い伝えがある。
昔は、大みそかに心身を清めて、眠らずに元旦をまった。年神を迎えるためである。
年神とは正月に家に迎えて祭る神。豊作の守り神だ。
正月をどう過ごすかで、その年の善し悪しはすべて決まる。
正月に起こったことが、その1年の凝縮となるんです。
従って、以下のことは正月にやってはいけない。

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・料理:正月は火の神と女性を休ませる。
    だから日持ちするおせち料理が存在する。

・掃除:福の神を追い払ってしまう。

・争いごと:悪い気運を呼び込む。

・お金を使わない:正月に使うと、その年は散財してしまう。

要するに新年を幸福にしたければ正月は寝て過ごせ、というのが昔ながらの決まりごとなんです。

さて、現代。正月の風情など、ほとんど失われてしまっている。諸悪の根源とまで言わないが、
小売業が休まなくなったことが一因でしょう。
バブル崩壊直後からか、それまで正月に休んでいたスーパーが、資金繰りが苦しいがため元旦も
営業するようになった。
さらに、コンビニがどんどん日本中に増えていく。
これらが正月にやってはいけないことをさせるようになった。
料理のために買い物に行く。料理の後には片づけ(掃除)をせざるおえない。
小売同士がが争って、お客にお金を使わせている。
こういうことを繰り返したら、日本中から年神様がいなくなるわげだ。
結果、20年以上も日本経済から活気が失われ続けている。
2020年正月は、コンビニに元旦休業の動きが広まっているらしい。
そういえば、今年まで元旦営業していた近所のスーパーも、新年は3日から営業開始するむねの、
張り紙を掲示してた。