リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

巣篭もりで味の伝承を見ました。

こんばんは。

今日は、最近よくテレビで放送されている、食の話題について。

孤独のグルメ、絶メシロード、や一杯飲みの紹介だとか食に関わるbん組が盛んにですね。

最近、私も食べ物がとても美味しく感じられて、何を食べても感動を覚えます。昔は、味よりも食べる量が主体でガッツリ食わないと美味しさを感じなかったぐらいです。

最近は、コロナウイルス騒動で、外食はめっきりすくなくなって、家で食べるようになりました。

しかし、家は家でそれでまた美味しくて「家庭の味」を実感しています。

この「家庭の味」、何者にも代えがたい無形の資産が、我が家でも軽症されています。

男子厨房に入るべからず。などど昔は言ってきましたが、私もほとんど料理はできませんね。昔は、当たり前の概念でありましたが、時代とは変わるもので、90年代前後にお学生時代には、料理はモテる男の条件となりました。

料理ができない=武骨で男らしいと言った評価を受けることもなく、バーベキュー時などでは鉄板洗いやゴミ捨て役と言った裏方に甘んじたものです。

今や男の料理スキルは必須で、結婚の条件にも高確率で上がると言います。学生時代には、下宿先でやむにやまれず初めて米の正しい研ぎ方や包丁の使い方などを教わって、餓死しない程度の常識は身につけたが、家族を持ってからは、妻に任せっきりで、また料理とは無縁になりました。

ということで、我が家の味の継承者は私ではなく、息子です。きっかけは新型コロナウイルスのい感染拡大。授業もバイトもなくなったため、暇にまかせて台所に向かったところからはじまった。なので、最近は息子が作ったカレーやシチュー、麻婆豆腐など日持ちがする大味のメニューが増えました。聞けば、自己流のことで、昼間働いている母親には何のアドバイスもうけていはいという。何より母親本人がそのできばえに驚いていました。

先日、息子からリクエストがないかと聞かれたので「お雑煮」と答えたところ、その週末の食卓に早速並んだ。我が家のそれは関西風のもの。白味噌がベースの汁に鶏肉、大根、にんじん、青菜、などの絶妙なマッチングが肝で、なかなか難問を出したつもりが、食べてみてびっくり。予想外に美味しかったのもそうだが、何よりその味がお正月に食べる味に似通っていたこと。レシピサイトを参考にしながらというのは今風で、この数日にお間に試行錯誤を重ねれ、家庭の味に近づけたという。

感想を求められたので、心中「なかなかやるな」と思いながら「まだまだやなあ~」と軽く口をたたいておいた。

常々、時間の使い方にについて文句ばかり言っていたが、彼なりに考えての行動を知って、味にも成長にもほっぺたが緩みっぱなしであった。継承とは、教え込むのではなく、日々の生活の中から味がしみこむが如く会得するものだと改めて認識するとともに、その過程を観察し、やがて形になることに立ち会うことができたことに喜びをかんじています。

大なり小なり、受け継がれてほしいもの、受け継がれなかればならないものがきっとあります。

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