ネットの時代に、映画館で観る入場者数が激増しています。なぜか。
こんばんは。
今日は、映画館の復活についてお話しましょう。
2019年の映画の売上げを表す国内の興行収入が、過去最高の2611億8000万円(前年比117.4%)になったと発表しました。(日本映画製作者連盟調べ)。
入場者数は1億9491万人にのぼり、1971年以来48年ぶりに1億9000万人を超えました。
この結果は実にびっくりしましたね。
最近、アマゾンプライムビデオやネットフリックスといった有料動画配信サービスが急成長していて、利用者は昨年時点で
1750万人に達しているんです(ICT総研調べ)。
アマゾンプライムを利用しているが、ほとんどの作品が、DVD化・ビデオレンタル店でのレンタル解禁と同時に配信されます。スマホにダウンロードしオフライン視聴も可能だから、新幹線で2時間の移動中に1本観ることもできます。
すなわち、映画館も町の書店や服屋と同じくスマホ市場急成長の影響から、お客を減らしてもおかしくないはずです。
もう一ついえば、昨年6月には大手映画館が人件費を中心とした運営コストの上昇や各種設備投資への負担が増えたことを理由に映画鑑賞料金を値上げしました。
それでいて、売り上げ増どころか入場者数そのものが増えたというのだから驚きですね。
個人的には映画館で年3~4回は鑑賞しています。
1年間に映画館で観た映画の本数を調べる調査では「年間12本以上」という層は9.2%しかいないんです。
その目線かららも最近観客が増えたという実感はまったくありませんでした。
でも、興行収入ランキングを見て気付きました。個人の感覚は主観に過ぎなかったんです。井の中の蛙大海を知らずでした。・・・
昨年の興行収入ランキングベスト10を見ると、ヘビーユーザーに関わらず実は、内1本しか観ていないんです。
理由はただ一つ、邦画も洋画も上位作品のほとんどが子供向けアニメーションだからなんです。
映画館に行くのはそのほとんどが20時以降のレイトショーなんです。子供はいかない。だから私の感覚は、いまの映画館の主流とはかけ離れていた。
つまり、映画館は来場者の世代交代が進み、持ち直したんです。
無論、ヒット作に恵まれた部分もあるでしょうけどね。それでも、場所を問わず気軽に映画の見れる時代に、映画館に行き映画を見る文化が次代につながったのは、映画館で映画を観るファンとしてはとても喜ばしい限りです。
仕事中もプライベートもスマホが手放せない日常のなかで、電源オフにし、映画の世界に没頭するのは、贅沢な時間でしょう。
大人にも見直されてもいいはずだ。
と思ってしまいました。
映画ファン(アニメージョン含)より。
おまけ
今日の昼食。
なんとハンバーグ弁当が184円でした。
びっくりして、途中で食べるのをやめて撮影してしまいました。
ちょっと、汚らしいくてすみません。