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人間が変わりたいのに変われない根源的な理由について 人間脳を理論的かつ未来的な思考を正しく使う手順

 

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こんばんは。

今日は、人間が変わりたいのに変われない根源的な理由についてです。

しかし、自身の内面を見直すことで人間脳を使うことができて、変化を恐れず挑戦できるようになり、人は変わっていくことができるんです。


前回、脳の可塑性(かそ)と人間の恒常性(ホメオスタシス)についてお話しました。

・可塑性(かそせい)とは、固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。

ホメオスタシスとは、簡単にいうと環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする働きのこと。


脳の可塑性の考え方から、人は ”本質的” に変わることができるが、恒常性の仕組みが邪魔をして、変化しづらいんです。

今回は、この恒常性の仕組みを読み解いて、人や組織を変えるためのヒントを書いていきますね。

 

人間的成長に向けた取り組み

①肯定的感情を持つ:ポジティブシンキング

②ミッション(使命)を強く意識する

③セルフイメージの向上


まず、この話を理解するうえで脳の構造を知る必要がありますが、脳科学者のように、神経細胞や詳細な脳の処理機能を理解するのではなくて、大きな構造を理解すれば十分です。
けっしてむずかしくありませんが、ちょっと難解な部分はありますが、人や組織が変化できない本質的な理由であるために
ぜひ、最後まで読み勧めてくださいね。

 

これは、米国立精神衛生研究所の脳進化学者ポール・D・マクリーン博士によって提唱されたのもです。
この3つの脳という理論は神経学者の間で賛否両論あって、脳の構造や特徴を理解・説明するうえで非常に分かりやすい、

人間は進化過程で複数の脳の構造を持ち、それらが、相互作用し合うことで意識的・無意識的に判断・行動をしていると、
 この理論では説かれています。

そして、押さえておくべき点として、この階層は下位階層であればあるほど力が強い(判断として優先順位が高い)ということです。


つまり、人間脳よりも→哺乳類脳が、哺乳類脳よりも→爬虫類脳の方が強いため、脳を正しく理解し、機能させなかれば哺乳類脳・爬虫類脳に
縛られた行動を取ってしまうんです。

特に、爬虫類脳は恒常性(ホメオスタシス)に深く関係する生命維持機能を持つ脳で、過去の経験を継続しようとする脳でもあるんです。
つまり、原始的である爬虫類脳は、「過去の経験でうまくいったことを継続し、新しいことはしない」といった力を持ち、現状を維持しようとするんです。


これが、人間が変わりたいのに変われない根源的理由なんです。
これらの脳の仕組みを理解して、人間脳をうまく機能させることで、人間としての新しい挑戦(変化)を続けることができるんです。


人間的成長に向けた取り組み


では、具体的にどうすれば、人間脳という理論的かつ未来的な思考を正しく使うことができるんでしょうか。

ポイントは3つあります。

 

①肯定的感情を持つ:ポジティブシンキング

人は、恐怖や否定の感情を持つと自身を守るために原始的脳が活発に働くんです。
その逆として、出来事に対して肯定的な意識を持つことで人間脳が使われやすくなるんです。

人間は、元来良い情報よりも悪い情報を敏感に感じやすい。広告やテレビ番組などを見ると良く分かると思いますが、
多くのメディアは良い情報よりも悪い情報(不安をあおる情報)を流す傾向にあります。

これは、危機察知能力が高く、悪い情報に敏感に反応する人間の本能を利用しているんです。

そのため、肯定的な感情を持つように心掛けなければ、自然と否定的な感情が強まってしまう。
日々の業務や生活の中で、できるだけ多くのポジティブな情報と接し、肯定的に考えられるような状態を
つくっていきことが大切なんです。

 

②ミッション(使命)を強く意識する

ミッション(使命)を強く意識することで、人間脳本来の未来志向を使うことができます。

「言われたからする」といった怒られる恐怖(もしくは褒められる喜び)から実践するのではなく、
「自分がやりたいからやる」といった目的思考で考えることで難しいことにもチャレンジできて、

変革を手に入れることができる。そのためには、自身の人生観や仕事観を見つめなおし、
仕事に意味を見出すことだ。


③セルフイメージの向上


セルフイメージを高め、自分に自信が持てるようになると、原始的な脳が安心して人間的な脳を使うことができる。

自分の価値を認めることで、不安をなくし新しい挑戦や変化を受け入れやすくなる。

セルフイメージの向上策はさまざまですが、

この3つの感覚(視覚イメージ・聴覚イメージ・嗅覚イメージ)を使った方法をお薦めします。

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・視覚イメージ
身に着けるものや身の回りのものをワンランクアップさせる


・聴覚イメージ
自分に対して肯定的な言葉を繰り返す。ポジティブな人と一緒にいり時間を長くする

・嗅覚イメージ
好みの香りを、自分の成功体験やうまくいくイメージと結びつける


このように、自身の内面を見直すことで人間脳を使うことができて、変化を恐れず挑戦できるようになり、
人は変わっていくことができるんです。

いかがでしたか。ちょっと難しいですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それではまた。