ボケ防止の方法いつまでもオシャレにいれば効果あり。

あるベテランのMCのファンなんですが、最近はほぼラジオに活躍の場を移していたので、本人の姿を見かけることは少なくなりつつあった。

ところが、最近になってネット上で動画サイトを開始したということを聞いて、定期的に覗いてみることにしました。

チャンネルでは、自身が大切に思う言葉や気になることを取り上げ、自由気ままに語っています。いつのまにか髪の毛もすっかり白くなって、７５歳という高齢になったらしんですが、言うことなすことは若い頃とで全然変わらない。

そして感心するのはいつまでもオシャレなこと。時には、オレンジや赤色混じりの服なども身にまとってますが、ハデに見えないコーディネートでよく似合っているんですね。この間は２０年も前に買ったという黒いセーターを着て登場していました。アシンメトリー（左右非対称）の、一風変わったデザインだが、とても上品に思えるし物持ちもいいみたいだ。

オシャレに気を使う主な理由は、ボケ防止とのこと。ずいぶん前に彼が語っていたのはオシャレに関心がなくなると服装がマンネリになり、そしてボケるスピードが加速するというんです。テレビの仕事で年がら年中、間が回るような日々を送っていた昔とは違い、今や仕事は週に１、２回で所要時間も短くなった。親しい友人やこいにしていた知人も、亡くなったり、疎遠になったりで、次第に生活に潤うがなくなりつつあるという。やがて生活はマンネリ化していく。

こうなると、脳や身体の働きが徐々に退化していく。

マンネリは防がねばならないんですね。マンネリを回避するための手段はたくさんありますが、オシャレは気軽に、いつでも出来るんですね。彼は、ネクタイ１本、靴下１足に至るまで、必ず自分自身で選ぶのだとか。決して奥さん任せにしないらしい。買う段階から自分でやることも、重要なボケ防止策になるからです。あれやこれやと選択脂を考えて工夫を凝らしたりすることが頭の体操となる。齢が齢だから、正装が必要な席に出かけることはかなり少なくなったのですが、今でも外出する時の姿は、半分ほどはワイシャツ・ネクタイ・スーツらしい。

オシャレとは持っている服装の数とは比例しない。逆に、少なくても構わない。手持ちの服装で、多彩な変化を持たせられるかを楽しむことも、立派な頭の体操になるし、コーディネート力の見せ場である。いつまでもオシャレ心を失わず、日々、積極的に変化を楽しむようにしていれば、老化は遠ざかるでしょう。

といっても、年老いてから慌ててオシャレを意識するようでは駄目で、若い頃からの心がけとしてくべきでしょうね。