リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

NHKスペシャルでフェイクニュース拡散の場番組を見て思ったこと。

 今日、NHKスペシャルフェイクニュース拡散の場番組を見ました。

 

「情報過多の時代」といわれるようになって久しいが、今は以前と比較しできないほどの ”超情報過多の時代” に突入してます。

インターネットで検索すれば、さまざまな情報を探そうにも、ネット上には不正確な情報が溢れています。また、情報を得たことに満足して活用できていない人も多いのでは。

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少し大げさに言えば、必要な情報を適切に切り取って活用しなければ、NHKの番組を見て、無実の人を集団が殺すような酷いことが起きるほど、生きていくことすら困難な時代になっているように思えた。

こうした現代におけるシーンでは、ビジネスにおいても、企画という仕事の質を高めるために必要なのは、世の中のトレンドに「アンテナを張る」ことなのでしょう。これは、役に立つ情報をキャッチするという意味合いで捉える。

自分の生活に関わることや興味があることについては、アンテナを張らずとも情報が入ってくるんです。

例えば、定期購入しているニュースアプリからの通知などです。問題は、生活に関わらないことや興味がないことに対して、どのように情報を得て、その情報を使えるようにするか。実は自分が知らない、興味がないことの方が新しい視点で情報を集めることができるんです。

自分が知らないジャンルの情報は、

「どのような場所で売られているのか」

「ペルソナ(商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデル)はどの年代に設定されているか」など、

ゼロから情報を得て分類していくことで、先入観のない視点を持つことができる。客観的に得た情報を見ることができれば、

「この商品はどうすれば消費者に届くのか」とターゲットを想定した思考を深められる。

結果的にプロダクトアウトの企画ではなく、マーケットイン発想の企画を作り上げることができんです。

反対に、自分が興味のある情報の場合、

能動的かつ簡単に手に入れることができる。特に自分が多くの熱量を注いでいる事柄に関しては、誰もが一目置く専門家に見られる。

しかし、ここで注意しなければならないのは、好きなジャンルの情報は得てして消費者目線でしか物事を捉えることが出来ない点です。もちろん消費者目線は重要な視点ですが、企画側(生産者側)の目線が足りないため、今ないものを新たに生み出すことが難しい。

 

実際に私が企画をしら際の体験を紹介しましょう。

あるスポーツジムへ訪問した際、マーケティングの担当者から伺ったフィットネス業界全体の課題が、「入会者の50%が2ヶ月で退会してしまう」とうものでした。しかし、スポーツジムへ通った経験がないので、なぜ志を持って入会した人のうち半数もの人が続けられないのか、正直ピンとこなかった。

 雨が降っている日や、同僚から飲みに行こうと誘われた日はスポーツジムへ行くモチベーションが極端にさがる。ロッカーに荷物を預けているため、プログラムの予約をキャンセルしても差し支えない。このことから、足が遠のく理由になってしまっている。

またネットを中心に、競合ジムの経営状態や、コンサルティングを行なっているジムの退会理由のアンケート結果などの情報をあつめた。

2ヶ月が過ぎた頃、同じ顔ぶれの会員に気付くようになると、何を目的にスポーツジムに通っているのかが観察できるようになった。

スポーツジムの人とコミュニケーションをとる事が目的の人、黙々と体型維持に努める人、病院の診断待ち時間をジムでつぶす人など、曜日や時間によってさまざまな目的で通っていることがわかる。

このように、ありのままの事実を観察することで新たな気付きがあって、そこから特徴や改善点などを見出すことができる。

スポーツジムで和気あいあいとしているのは常連客だけで、新規入会者は孤立している様である。同じ時期に入会した人でコミュニティーをつくろうとしても、誰が同じタイミングで始めたかは分からない。その結果、1人で黙々と運動をして帰るだけの日々が続き、つまらなくなって退会してしまうんですね。

そこで、「入会後どれだけ時間がたった人なのか」見える化すれば、共通の話題も生まれやすく、通うモチベーションをキープできるんです。

そこで「月ごとに色分けしたタオルをプレゼントして入会月の色分けを行なえば、見えるか化が出来る。

これは、客観的目線で幅広く集めた情報に、自分が体験したことで得られる情報を掛け合わることで立案できる企画もありますね。

ネット上にあるだけの情報に頼っていては、決してたどり着けないことがあると思います。

それでは、また。