志村けんさんが残した言葉「自分に厳しく 他人に優しく」
こんばんは。
今日も家でテレビなどを見てもんもんとしています。家で自粛しているいもの、思いついたことも出来て、新しい気づきがあってこれもいいかも。そんな中で、小さい頃のことを思い出したことを書いてみす。
学生時代に教師から教わった人生き訓がいくつかありますが、ほとんどといっていいほど忘れてしまっています。が、今でも覚えている言葉があります。
小学生6年の始業式に担任教師から教えてもらったこと
「自分に厳しく 他人に優しく」でした。
教師は事あるごとにその言葉を口にしたにで、自分にとっては忘れられない教えとなっていました。
その後心に留めていたものの、あれから何十年も過ぎたいま思い起こすこと、果たしてあの教えを実践してきたとうえるだろうか。
昭和の歌姫、美空ひばりさんが「自分に厳しく 他人に厳しく」あったという。作詞家の秋元康氏は次のように言っています。
「美空ひばりさんの周りは、いつも緊張感に溢れていました。絶対にミスは許されない、ピーンと張りつめた空気。5分遅刻したら、クビでしょう。そのピリピリした緊張感がスタッフを追い詰め、火事場の馬鹿力を出せたのです。
でもそれは、ひばりさん自身もしんどかったはずです。スタッフに5分の遅刻を許さないということは、自分も遅刻ができないということですから。結局のところ、ひばりさんがスタッフに厳しくしたのは、自分を律するためだったと思います」。と
語り継がれる東京ドームの不死鳥コンサートでは40曲近くも歌って、歌詞を一箇所も間違えることがなかった。厳しさを貫いた姿勢が伝説のステージを作り上げた。
それでも今の時代、企業組織において極端に
「自分に厳しく 他人に厳しく」あることは、組織の風通しを悪くし、協力、連携といった集団機能を低下させるでしょう。まして過度の厳しさはパワハラになる時代です。
では、「自分に優しき 他人に優しく」はどうでしょう。
甘いと思いがちですが、自らを厳しく律するあまり、精神的に不健康になったり、寿命を縮めたりしては本末転倒です。自分自身に優しく生きているからこそ、他人に対しても優しく生きているのなら、間違った考えではないでしょうか。
しかし、残念ながら最も多いのは
「自分に優しく 他人に厳しく」のタイプではないでしょうかね。特に組織の中では、部下から見た良くない上司評として票があつまりそうです。部下への叱責の前に、自己はできているのかを省みなければ、人はついてこない。
志村けんさんへの追悼コメントを読んでいると、仕事への姿勢は
「自分に厳しく 他人に優しく」とあったようです。
だから、これほどまでにみんなから愛されたのだろうと思います。
物心ついた頃から、ずっと楽しませてくれた当代屈指の喜劇役者のご冥福をお祈りします。