麻生太郎ちゃんに手紙を書きます。
こんばんは、みなさん。
非常事態宣言の延長が発表されましたが、その発表した政府の方々のいい加減さには頭が下がりますね。
その中でも、財務省のお偉い方々。それをまとめている麻生財務大臣。
その麻生太郎ちゃんに向けて、手紙をお書きいたします。
太郎ちゃんへ
あなたに手紙を書きます。
一律10万円給付に対して、
「手をあげた人には10万円」
と言ったあなたに手紙を書きます。
あなたには、少し難しい話かも知れませんが。
でも、大事なことだから、
少し我慢して聞いてね。
これは「税金」のお話です。
「ぜいきん」と読みます。
小学校で「税金」は、「社会の会費」と言うんだよ。
みんなの安全を守ったり、維持していくのにかかるお金を
国民が「会費」のように負担しあっているお金なんですね。
それを「税金」といいます。
マンガしか読まないあなただから知らないと思うけど、
昔、福沢諭吉(ふくざわゆきち)という偉い先生がいました。
明治時代、世の中の人の多くが「税金」を知らないときに
「税金」とは、国と国民双方(そうほう)の一致した約束。
と教えました。
「政府は法令を設けて、悪人を取り締まり、善人を保護する。
しかし、それを行なうには、多くの費用が必要になるが、
政府自体にはそのお金がないので、
税金として負担してもらう。
これは政府と国民双方が一致した約束である」
って 「学問のすすめ」っていう本に書いたんだ。
この本は、
あなたがよく口にする「庶民のみなさん」に向けてわかりやすく書いています。
ちょっと勉強すれば読めるようになるから、ぜひ一度読んでみてね。
今、福沢先生の言われる「善人」が苦しんでいます。
真面目にコツコツ働いている人。
お金が稼げなくても、仕事に生きがいを持っている人。
誰かを育てるために、愛する誰かのために働いている人。
未来ある若者。
ここまでこの社会を支えてくれた高齢者のみなさん。
こういう人たちは、「庶民」ではなくて
福沢先生のいう「善人」なんだよ。
その苦しんでいる善人に対し、政府がみんなの安全を守ったり、
維持していくために会費(=税金)を使うのは
双方の一致した「約束」なんだ。
いいかい。
あなたがもしかしたら勘違いして「自分のお金」だと思っているものは、
実は、「税金」というものなんだよ。
そしてあなたは、そのお金の番をするだけの人なんです。
「しかたねえから、手をあげた奴に配ってやらあ」
と言われても、善人には意味が分かりません。
善人から見ると、あなたが「悪人」に見えるだけです。
税金は、政府のものじゃないんだ。
ここをよくわかってほしい。
人の「いのち」が脅かされているときに、悪ふざけはいけません。
税金は、善人の安全を守り、維持していくために使うもんだということことを
政治家が学ぶべき基礎の基礎を今からでも遅くないから学んでみてくださいね。
少し難しかったかもしれなかったかな?
でも、何か言い分けがあるならば、手紙をくださいね。
必ず返事をかくからね。
それじゃばいばい、太郎ちゃん。