「あつまれどうぶつの森」について
今、「あつまれどうぶつの森」 というゲームが大人気となっています。
キャッチコピーは 「なにもないから、なんでもできる」 。
無人島を舞台に、手つかずの島を動物と共に一から生活を始めるというコンセプトで、3月20日にNintendo Switch用ソフトとして発売されてからわずか1ヵ月で国内累計販売本数は361万本を突破し、同ソフト史上初の400万本も視野に入ってきた。
その人気は海外にも及び、アメリカではAmazonゲーム部門で売上げトップを記録、イギリスでは発売初週に最も売れたNintendo Switch用として記録された。
なぜ世界中でここまでヒットしているのか?
実はこのどうぶつの森はシリーズ化していて、スピンオフを含めてこれまで15作品発表されているロングセラータイトルなんです。
15作目にしていきなり爆発的なヒットになったのは、やはり昨今の新型コロナウイルスの影響が大きいんでしょう。自宅で過ごす時間が増えたことで、これまでシリーズをプレイしたことのない新規ユーザーが増えたんだ。
そして、なによりこのゲームの特徴が ”癒し” を与えてくれるということ。RPGゲームのような戦闘もなければ、倒すボスもいないんです。厳格なルールや時間制限もなくて、ただフルーツを摘んできたり、魚を釣ったりと、とのかくまったりと過ごすだけ。
これが、とのかく沈みがちな日常を紛らわせてくれているのだろう。
休校が続いたり、外出の自粛であったりで、子供は勉強もせず、大人はゴロゴロと家でテレビにへばりつきゲームばかりしているのはいつもならおかしくなるところだが、むやみに外に出て感染リスクを高めるよりも、アル意味ではよっぽど健全な姿でしょう。
もちろん、ゲームだけに限らず、普段出来なかった場所を掃除したり、資格の勉強をしたり、さぼっていた本を読み進めたりなど、家での過ごし方は千差万別でいい。
こうしたときだからこそ、やること、やれることは決して少なくない。そして、たまには気分転換も必要ということで、リスクのない範囲なら散歩に出ても良い。
今年は残念ながら行楽にいそしむことができない大型連休になってしまったが、世界中の医療関係者が今現在もその身命を賭して新型コロナウイルス感染者の対応にあたっていることを思えば、その程度はぐっと我慢して彼らの負担を増やすような行動を厳に慎まなければならないでしょう。
自宅で「あつまれどうぶつの森」で、無人島を立派な島にしていく作業も、小さいながら立派な社会貢献だと思う。
みなさんも、一度やってみては。私はまだですが。