「ロボットのお悩み相談室」ドキュランドという番組をみました

こんばんは。

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今晩、NHK教育放送でドキュランドという番組をみました。偶然に見たTV番組「ロボットのお悩み相談室」ロボットがカウンセラー！？ってありました。何気なく見て、つまらなさそうなのでチャンネルを変えようと思いましたが、ほかにこれと言って面白い番組がなかったので、暇つぶしに見入ってしまいました。

ところが、この番組だんだんとのめり込んで、きずけば最後まで見てしまった次第です。

正直言って、とても面白い。AIの進化は、まさに人間を超える知識と、論理性、冷静さで人間を圧倒します。

ロボットの進化は凄まじく、人間が仕事を奪われるのではと言われるほど。

しかし、人の悩みを聴くカウンセラーなどの分野は、無理と思っていました。

TV番組を見て「目から鱗！」

ロボットはジェスといいます。
ロボットのジェスは、自然に人と会話ができ、相談者の悩みを解決していきます。まるで、ｓｆ映画のよう。しかしイギリスの大学の学者が作った実在するロボットです。

SNSから相談者の情報を瞬時に得て、データを分析し、単刀直入に質問を繰り返します。

人間が聞きにくい質問も淡々と〜
不思議に相談者は傷つくことなく、本音を打ち明けながら問題を解決して行きます。

聞いていて面白く、ほとんどの相談者がロボットのジェスを連れて帰りたいといいます。

ロボットの目の動きも印象的で、優しい表情で癒されます。

「目は口ほどにものをいう」と昔から言われますが感情移入したかのように意思をもった生き物のように見えました。

人のカウンセリングは、ちょっと受けたくないけど、ジェスと話をしてみたくなった専門家は
　「AI革命で世の中が変わり、
　　そのうちジェスのようなロボットをそこら中に見かけるかも」
　「ジェスは相手に合わせ、
　　時には話し相手になり、時にはアドバイザーになる」
　「こういうロボットが私たちの生活を豊かにしてくれる」
　と話し

　実験に参加した人たちは
　「ジェスがいたら、どちらの味方にもつかず話し合いさせてくれるかも」
　「ジェスを連れて帰りたい」
　など反応は上々でした。
　
　ロボットとともに生きる未来、という言葉で終わっていました。

思ったことは、
　全体としては、ロボットは人間と違う視点を与えてくれる、
　というメリットが示されている感じがしました。

それに、ロボットは人間と違って、欲や、報酬がありません。仕事（商売）で儲けるという観念がないのです。ただ一つ、物事の本質に集中して、淡々とこなします。これが、人間にとって何物にも勝る信頼となって心の本質を打ち明けるのでしょう。

逆に人間は、少なからず、どんな人間にも欲があります。それを知っている相談者（人間）は、疑ってかかるのでしょう。

　ただ、相談を成立させるためには
　個人データにアクセス可能だという前提条件があって、
　場合によっては、知られたくない検索履歴とか投稿、購入履歴なども、
　他人につまびらかにされちゃう恐れがあるんです。
　逆にそれを許しているイギリス社会スゴいと思ってしまいました。
　参加した人たちだけなのかもしれないけれどね。
　

　そういえば、若いころ読んだ精神世界系の本だったかサイトだったかで、
　将来的には、人々はテレパシーみたいな感じで、
　お互い考えていることが分かるようになってくるので
　隠し事ができなくなる、
　みたいなことが書いてあったような記憶があるのですが
　（…といっても、かなり怪しい記憶なんですが）

　そんなのありうるんかと思っていたのだが
　もしかしてインターネットの世界を通じて
　そういうことが実現されてしまうのかもしれな、
　とちょっと思いました。

　ビッグデータ研究の本によれば
　人は自分が言うよりも、ネットの世界で本音を告白している、と。
　検索履歴とか、購入履歴などを見ると
　その人に聞くよりも考え方がわかる、とあったような気がします。
　それがオープンにされてしまうと、
　本当に何も隠し立てできなくなりそうですね…
　
　でもそれをプラスに考えれば
　裏表なく、人に後ろ指さされないような生活が
　できるようになるきっかけになるかもしれないのかな、
　とも思います。
　
　それか、もしくは「R帝国」という小説（中村文則さん）の世界みたいに、
　一人一人にスマホとかネットの世界で
　こっそり自分の人生相談するような
　個人的ロボットができたりするかもしれない。