リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

コロナ再発の対処を一球入魂で・・・

「6回裏あたりの継投策に失敗するようなもの」。

 

仲間内では 「賢者」 mの異名を持つ野球通の知人は、第2波が懸念される新型コロナ禍の下で、自身行動が基で感染してしまう愚をこのように表現していました。

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正鵠(せいこく)を射ているかどうかはともかく、個人的には言い得て妙だな、と感心した。

 

先発ピッチャーはたびたびピンチを招き、失点もしたが、粘投に次ぐ粘投でかろうじてしのぎ、攻撃も我慢を強いられながら、送りバントスクイズの小技を交えるがんばりの援護を受け、ようやく勝利への道筋が見えてきたところ、ここでの一手が勝敗を分ける重要な場面を迎えた。

もし、中継ぎ投手が軽率に考えてたり、あるいは力が入ってコントロールミスをしたりして、手痛い一発を浴びるようなことがあれば、一気に形成は逆転してしまう。

ここで失敗は許されないぞと、(おそらくは)そんな意味だろうと思って聞いてみた。要は、今のこの時期が、試合の結果を決めると言っていいほどの、いかに大事な場面かということでしょう。

 

外出規制も緩和・解除となって、少々気分も軽くなった。さあ、解禁!とばかりに喜び勇んで旅行やスポーツ観戦や居酒屋に向かって良いものかどうか。

いずれにせよ私も生活のなかで大切にしているものではあるが、未だに逡巡している。

実は冒頭の野球談議も、非常事態宣言解除後に訪れた居酒屋での談議なんです。ホイホイと誘いに乗って夜の街に繰り出してみたものの、何となく落ち着かないのは確か。

その不安定な気分は1週間ほど続きましたね。幸いなことに現状はすこぶる健康ですが、今の状況をかんがみるに、失投で肝を冷やしたが、打者に打ち損じてもらってホッしている投手の気持ちですね。ラッキーではあったが、反省しない訳にはいかない。

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そもそも、現在は果たして ”6回裏あたり” なんでしょうか。

ひょっとすると、まだ序盤かもしれません。

本当の勝負どころはまだまだ先で、第2波、第3波の攻撃をしのがなければ勝利は叶わないどころか、試合を作ることすら叶わないかも知れないのだ。

残念ながら勝利の方程式は確立されていません。ワクチンという名の最強クローザーはまだ肩が出来上がっておらず投げられない。

そこに繋ぐまでは全員野球で望まなければならない。守りを重視しつつ、一方で経済という攻めも踏まえながら。

いずれにしても、本当に長い長い試合になりそうです。

 

「監督業で一番難しいのは継投」 とは故・野村克也氏の言葉。

とりあえず、先発投手はなんとか形を作った。

しかし、ここ数日の感染者増を見るにつけ、2番手、3番手の選択はかなり困難を伴うことになるでしょう。

とのかく 「一球入魂」 の気持ちで臨むしかないことはわかっているんですが、それを試合開始から試合終了まで維持するには、相当の覚悟と精神力、体力が求められるのも事実であることがとても苦しい。