リョウガのページ

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コロナの影響で思った オリンピックの未来について

こんばんは。

新型コロナウイルスの影響で、1年の延期が発表された2020東京p厘ピック。

テレビで、水泳の池江璃花子さんが誓っていました。

 

しかし、ここ最近の感染者再拡大の様相だけを見ても、とても来年までに無事行なえるような状況になっているとは思えない。

仮に中止ならば、東京オリンピックは1940年に続いて2度目の中止ということになって、世界的に見てなんとも運のない開催地になってしまいます。

開催の是非が議論されている中で、クローズアップされているのが

”オリンピック憲章” です。IOC国際オリンピック委員会が採択する、オリンピズムの根本原則などを定めたもので、ヒトラーが権力誇示のため、オリンピックを徹底的に政治利用した教訓を生かして制定されました。 「スポーツを通じ、若者を教育することにより、平和でより良い世界の構築に貢献する」 

「スポーツと選手を政治的または商業的に不適切に利用してはならない」

「オリンピックは選手間競争であり国家間の競争ではない。栄誉は、あくまでも選手のもの。競技を通じて切磋琢磨し、互いを認め合うのが目指すところ」

「環境問題に対し責任ある関心を持つことを推奨する」等々、

全5章、61条が定められている。

要するにスポーツを通して世界中の様々な社会問題を解決しようという、とても崇高な理念なのです。

だから、本来ならば国別のメダルランキング表なんて作ってはならないし、作るべきでもない。

だが、残念ながら制定時の理念とはかけ離れた、利権や政治利用が繰り返されてきたのが実態です。

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オリンピック開催にはインフラ整備や雑多の経費による巨額の財政予算が必要となる。事実、開催都市が恐ろしい赤字を出して、負の遺産清算に何年も苦しめられた事例もすくなくないですね。

経済効果、国家のイメージアップなどのメリットを天秤にかけても、近年は開催都市に立候補する数が激減しています。

加えて、未知のウイルスなどによる中止リスクが顕在化したため、今後はますます開催に尻込みする雰囲気が世界に広まるでしょう。

そもそも、今では各競技で独自にワールドカップやそれに準ずるような大規模な公式大会を開催していて、注目度、盛り上がりはオリンピックを陵駕することさえ珍しくありません。

 

真の 「4年に1度のスポーツの祭典」 ではなくなってしまったオリンピックが、これからもその理念にのっとり、開催地に繁栄をもたらすようなイベントであり続けるためのハードルはとても高いのかも知れません。

そう、それこそメダル級くらいに。・・・・