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コロナの影響か街にウーバーイーツを最近よく見かける

出前館:ウーバーイーツの買収検討報道は事実無根 - Bloomberg

 

大きな黒いリュックを背負い、街を駆け抜ける姿はすっかり染み付いた光景となりました。

ウーバーイーツの配達員です。

昨年の緊急事態宣言を受けて、一気に普及が広がったオンラインフードデリバリーサービスには、新聞配達店と提携している出前館をはじめ、昨年より日本に参入したフィンランド発のウオルトなどがあります。

サンフランシスコで自動車配達サービスから事業を拡大していったウーバーイーツは、2016年より東京を皮切りに日本でのサービスを展開しています。

何かしらの車両とスマホさえあれば出来る手軽さから副業あるいは正業としても人気になって、フェンシングの三宅諒選手が、海外遠征費のために配達する姿も話題になりました。私も外出が減ったことに加え、飲食店の利益にもなるのであればと時折利用しますが、日本の 「出前」 文化との違いもうかがえ面白い。比較的最近に導入された、配達員にチップを渡せる制度のその一つ。

店と客、そして配送員が互いを評価できるシステムを持ち、サービスを提供する側、される側それぞれ利点がある反面、指摘されてきたような客と配達員とのトラブルも絶えないようで、中身が溢れているといったことを始め、運転マナーについても度々取り沙汰されています。

先日、久しぶりに会った知人が昨年3月に仕事を辞めざるお得なくなって、ウーバーイーツで配達員を始めたと聞いて驚いた。多ければ1日に25件ほど、6~70Kmをマウンテンバイクで移動しているそうで、健康的で楽しいと言いつつも聞けば不満のオンパレード。

収入が不安定なことも一因と思われる。

配達員の最大の特徴は、誰に雇われているわけでもない個人事業主であること、よって配達をする側から言い分が多々あることは想像できる。配達を依頼されるアプリは頻繁に不具合が起こる上サポートも薄く、よほど緊急性がんばければ後からメールで問い合わせるしかないそうです。また収入に大きく関わってくるのが配達先までの距離。

どこにいる誰に配達を依頼するか采配を振るうのは人ではなくAIです。

それ故、商品をピックアップする店よりも、配達先に近い位置にいる人が選ばれるなど、必ずしも合理的ではないんですね。

実際に頼んだことのある方なら知っているところでしょうが、注文をすると客は、配達員に家までのルートや置き場所などメモとして送る事ができて、配達状況を知るために配達員の居場所がわかるシステムになっています。件の知人によれば、配達状況を絶えず監視し、少しでも違う場所で曲がったりしようものなら文句を言ってきたるする客や、信号待ちで停車しているだけで無下に知らない人から怒鳴られたりした経験が少なからずあるそうです。

この先、様々な問題点を解決し、みんなが気持ちよく利用できるサービスへと変貌していくためには、仕組みの整理はもとより、クライアント、ユーザーの相互理解が不可欠でしょうね。

僕もウーバーイーツやってみようかな・・・