リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

Communication Breakdown コミュニケーション・ブレイクダウン

私の会社では、オフィスは雑談し放題なんです。

それも、有意義な情報、以遠交換といった立派なもではなく、ファッションやスポーツ、昨今に時事ネタといったいわゆるムダ話がほとんど。

一応、弁明させていただくと、だからといって仕事がおろそかになっているわけではなく、結果も出ているつもりですが。

さて、そんな雑談が本当に無益かというと、決してそうではないんですね。雑談の内容以上に、会話を通じて知る事が出きる性格や考え方、嗜好等こそが重要で、仕事を頼む・任せる際の接し方に大いに役立つからです。これは縦横の関係に共通します。これが「風通しがいい」職場と言うと安直にも聞こえるが、言いたい事も言えない、言わなくてはいけない事も言えない、雰囲気は、面白みがないだけでならともかく、業績の悪化要因にもなるし、重大な事故につながりかねないと個人的には考えます。

はえい、みんながみんな、にぎやかで明るい職場を好むかと言うとそれも違うし、静かな職場でも当然、必要な情報はしっかりと共有され、業績堅調な企業もあります。

以下は、某社の例なりなりますが、建設業の積算関連の部署で、オフィスも広くて快適。そのフロアには30名ほどが働いており、評価計算・書類作成業務を中心におのおのがパソコンに向かって集中している。

働き方改革にコロナ禍が相まって残業は禁止、その日の仕事は完璧に仕上げて定時に帰る。話し声はほとんど聞こえてこない。、営業関連から最近その部署に異動になったある知人は、誰が正社員か派遣か、独身か既婚か、巨人か阪神か、個々人の属性はほとんど知らないという。

私も友人もロック好きなので、孤高のロックバンド レッド・ツエッペリンの名曲になぞって「Communication Breakdownだな」 なんて話をした。

Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)/COMMUNICATION BREAKDOWN【CD ...

 

どちらが良い・悪い、正しい・間違っている、という話ではない。業種も違うので単純比較もしない。上記の2例ともに仕事はしっかりやっている。社運隆昌(しゃうんりゅうしょう)に向けての方法論の違いであって、あるいは伝統・風土も影響するでしょう。

慣れ合い、ずぶずぶ、ウエット、と言われる関係はともすれば必要な緊張感も失うことに繋がるので私も嫌うところですが、それでも縁あって同じ目的のもとに集まった同士なのだから、それぞれのアイデンテイテイ程度は知りたいと思うし、いい影響も受けてたいと思うのですが、リモートワークが進む昨今、これも時代の流れに反しているんでしょうか。

ともかくにも、当面は先の見通せない日々が続く。にぎやかであれ、静かであれ、日の多くを過ごす場所なのだから、特にトップ:リーダーはこの難局を乗り超えるために、職場の雰囲気づくりにはよく気を配る必要がありでしょう。