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組織の進化の変化は「ティール組織」

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こんにちは。

今日は、組織の進化についてお話しします。

日本法規情報㈱が就労環境問題に関する意識調査を行い、

「職場への不満について」のアンケート調査の結果を発表しました。

それによると「今の職場に不満はあるか」という問いに「ある」と答えた人は実に91%にのぼりました。

「ない」と言う人はわずか9%でした。

不満の中身は、

1位が「賃金」

2位は「上司」

3位は「同僚」で、

上司、同僚、部下など人間関係の不満が42%を占めています。

働き方改革や働く人の意識変革、パワーハラスメントの根絶など、職場意識の透明化がいわれています。変革の必要性、そいとはわかっていてもなかなか変わらないのが組織である。

組織の形態はいろいろありますが、多くの企業は「達成型組織」を形成しているといわれています。売り上げや利益を達成することで組織は成り立ち、油断すれば、時代に取り残される、競合企業に追い抜かれかねない、と言った恐れに突き動かされて、日々の仕事に励んでいる。

そして、その組織は誰がどんな役割をするかという肩書きがあり、上位の職種ほど多くのヒト、モノ、カネについて決定するという仕組みになっている。

しかし、こうした組織体形態がアンケート調査にもあるように不満をつのらせている。

そこで最近、ベルギーのフレデリック・ラルー氏が提唱した組織の進化論、ティール組織が注目されている。ラルー氏は組織をレッド(赤色)からティール(青緑色)まで色分けし5段階で進化するという。

まず特定の個人がすべて支配する最初の段階がレッド組織。

次はアンバー(黄橙色)組織。明確に個人の役割が決められ、その役割を全うすることが求められている。

第3はオレンジ組織。環境に対応し、成果を出せば組織の中で昇進できる。

さらに大4のグリーン組織ではその人らしさを表現でき、主体性を発揮し個人の多様性が尊重される。

そして最後のティール組織は、組織は組織に関わる全員のものであり、組織の目的を実現するためメンバー同士で共鳴しながら行動をする。

支持系統はなく全員が自己管理し、ピラミッド型ではなく組織構造をフラットにし、自らが目標を掲げ組織運営に関わるというもの。

達成型組織を一足飛びにティール組織へと変化させるのは難しい。ティール組織で成功している企業もあるようだが、企業としてふさわしいかという疑問もあるでしょう。

ただ組織の進化には、ティール組織の良いところを部分的に取り込むなど柔軟な姿勢は必要かもしれませんね。

今の日本型組織と、GAFAなどに代表される組織の違いが今の力関係をあらわしていますね。グーグルでは出勤時間も自由で、会社オフィスには、卓球台などあって自由に遊べる環境が整っています。

何をやるかは自由なんです。結果さえコミットできれば。

私も会社の一組織ですが、形にはまった組織では、新しい発想や進歩、環境改善はのぞめませんね。

では、またお会いしましょう。

明日も、皆さんにとって良い一日でありますように。