リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

年をとって思ったこと。成長にはバランスが大事。

振り返れば、年を取ったと感じることが多くなりました。

 

昨日、久々に天気が良かったのでガソリンスタンドに車を洗い行きました。

 

お金がないので手でごしごし洗っていると、ちょっと暑かったせいか

 

ふらついてしまいました。汗が顔面を走りめがねは曇るし、軽い脱水症状だったのかも。

近くの、コンビニに行って炭酸水を買いました。今まではそんなに歳を感じたことは

 

あまりなかったのですが、やはりきつい。今の自分が一番若いのは今なんですが、肉体

の衰えは隠せませんね。

 

年齢を考えると、年輪を感じます。

 

年輪を見れば木の年齢が分かります。年輪は樹木の断面に形成されている同心円模様で、

1年に1本刻まれます。その理由は春には幹の成長が盛んで、夏にはゆっくりになるためで、

色の濃い部分は密になり、色の薄い部分はまばらになる。1年のうち早く成長した

 

薄い箇所とゆっくり成長した濃い跡とのコントラストが出来て、これが年輪となって、

木の歴史が刻まれます。

 

年輪からその木の年齢がわかるんですが、年輪の幅は一定ではないんです。

 

広いところもあれば、狭いところもある。広いほどその年は成長が良かったことを

 

表しています。年輪は人の成長と似ているんです。年輪のように見える形で残っていませんが、1年1年を歩んできて今がある。

 

大きく成長した年もあれば、ゆっくり成長した年もある。それらが積み重なって、

 

今の自分が作られてるんですね。特に濃く密に刻まれた年は固く締まって、人の芯を

 

形作っています。

 

年輪が等間隔で育った木は良質の木材として、その価値は高い。そうなるには激しい

 

風雨や気候変動の環境にあっても、常にバランスよく成長したから。

 

「年輪経営」って、どのような環境にあってもバランスを崩さず、少しずつ成長する

 

企業を目指すというもの。

 

では、少しずつ成長するためには何が必要か。ヒット商品が出ても無理して作って、

 

売上げを伸ばさなくてもいいとのこと。ヒット商品はそう長くは続かない。

 

稼げるところに資本を集中すると、環境変化をもろに受けるリスクがある。

 

さらに企業経営では時代適応業であって、時代の変化を読みならがら、絶え間なく

 

種まきをしていくことが不可欠で、

 

「企業の目標は社員が幸せになること。社員が幸せになれば会社も良くなる。

 

売上げ目標や利益目標はなく、目標を設けるとどうしても数字が先に立つ。

 

数字ありきの経営は幸せを目的している人には合わない。

 

今、コロナ禍で売上げは減ったが、挽回しようと考えず、コロナによって

 

変わった消費形態に合わせた製品、販売を考える。

 

こうした経営を進めるにはバランスに良い成長を続けると同時に、成長の

 

過程で形成された企業の芯が固まっていることが大切なんですね。

 

年輪時計とは - ミマツ工芸