リョウガのページ

小さな嬉しいことを発見する、今話題のことを思う

「ミニマリズム」って、知っていますか。

今、外は雷が鳴っていて恐ろしい。

なんか、梅雨の季節に逆戻りの感じ・・・

そんな中で、記事を書いていると何だか自分の世界に入っていく自分が見えますね。

ちょっと考えてみた。

ミニマリストの人たち、極端じゃないですか?ーマイルド・ミニマリズム ...

 

 

ミニマリズム」って、知っていますか。

ミニマリズムとは、自分が興味のある物事だけにリソースを集中するために、

必要最小限のモノしか持たず、日々の生活をシンプルにするライフスタイルのことです。

また 「断捨離」はヨガの行法からヒントを得て、モノへの執着心を捨てて、身軽で快適な生活を謳歌しようとする思想のことで、提唱者の作家・やましたひでこ氏が商標登録しています。

経済の視点から見ると、これらは平成時代の30年にわたった デフレ経済 に最適化されたライフスタイルだといえるでしょう。

デフレとは 「おカネの力が強く、モノの力が弱い」状態をいいます。供給過剰でちまたにモノが満ち溢れ、お金さえあれば、いつでも好きな時に、どのもお店でも何でも安く ジャスト・イン・タイム で買うことができる「買い手市場」なんです。生活必需品は百均ショップでも大量に売られていて、購入したものすべて使いきり、要らないものはネットオークションで売り払う。レンタルやシェアリングで済ますことも可能。最近は現金ですら邪魔で、スマホさえあればキャッシュレス決済で事足りる。ECならワンクリックです。

ところが、ここにきてミニマリズムにとって逆風が吹き始めたようです。米新興ニュースサイトのAxiosで3月10日に掲載された記事 「Food Prices are  rising - and that ,s bad for global stability」 にとると、新型コロナで世界的に食糧価格が上昇中で、世界の安定に悪得影響を及ぼしているらしいんです。また3月2日のブルームバーグ日本語版でも「食料価格、インフレ率や所得上回るペースで上昇の勢い 世界的に懸念」 という記事がでていました。

インフレとは、デフレとは逆で「お金よりも、モノの力が強い」状態なんです。お金の価値(購買力)が低下する一方でモノが値上がりしていき、たくさんのモノを持っていた方が有利な「売り手市場」。

今やコロナで世界的にサプライチェーンがダメージを受けて、食料をはじめモノが手に入りにくくなりつつあります。クルマ用半導体もそうです。お金がたくさんあってもお店に商品が無ければ何も買えない。マスクを買うために大勢が行列したことは記憶に新しい。モノの有り難みが身に染みるはずです。

日本などの先進国では商品の加工過程や流通経路が整備されているため、まだしばらくは現在のデフレが続くと思われますが、コスト上昇圧力が長期にわたって続けば、いずれ価格転嫁は避けられないでしょう。すでに価格やパッケージはそのままに内容量を減らすシュリンクフレーションは始まっていますね。あるいは不況の深刻化でお金の力もモノの力も両方弱い 「スタグフレーション」 に陥るかもしれませんね。

これからの時代、食料品や必需品が値上がりする前に、あるいはお店に商品があるうちに買いだめし、いかに上手に備蓄するかという「収納のプロの実践テクニック」が重要になってきそうです。

何にせよ「ゴミ屋敷」だけは勘弁です。